<所在地> ギリシャ アッティカ アテネ
プロクネ像。前430年ごろの作品。アルカメネスの手になるものかもしれない。アクロポリス博物館の入り口付近に置かれている。
プロクネはアテナイ王パンディオンの娘。トラキア王で、アレス神の息子であるテレウスに嫁ぎ、息子イテュスをもうけた。しかし、テレウスはプロクネの姉妹フィロメラに恋をして犯し、舌を切って監禁した。言葉を奪われたフィロメラは、事の次第を布に織ってプロクネに送り、事態を察したプロクネはフィロメラを救い出す。二人の姉妹は、テレウスの跡継ぎであるイテュスを切り刻み、料理してテレウスに食べさせた。何を食べたか知ったテレオスは、二人の女を追いかけたが、プロクネは夜鳴き鶯(ナイチンゲール)に、フィロメラはツバメに姿を変えて逃げた。
この彫刻では、プロクネが息子を殺害する様子が表されている。力強く直立するプロクネの肉体と、不自然に湾曲した幼い息子の肉体が強いコントラストをなしている。