<所在地> ギリシャ アッティカ アテネ
<別称> Theseum Theseion テセイオンTemple of Hepahistos and Athena
アゴラの丘(Kolonos Agoraios)に立つ、ヘファイストスとアテナの神殿。ドーリス式。ギリシャの神殿としては、最もよく保存されているものの一つ。前460-450年ごろ着工されたが、前420年ごろにはまだ完成していなかった。
ヘファイストスは竈、炉の神で、アテナは工芸の女神であったので、この近隣に多く住んでいた手工業者の守護神であった。
最も下の段が石灰岩でできているのを除けば、ほとんど全てがペンテリコン大理石でできている。神殿はプロナオスとオピストドモスをもったケッラと円柱三四本(前後六本、横一三本)のペリスタイルからなる。
メトープには、ヘラクレスの難行とテセウスの業績が描かれている。「テセイオン」の別名は、青銅器時代後期のアテネ王で英雄であるテセウスがここに祀られたと考えられたことに由来する。 神殿後部内側(オピストドモス)の列柱のフリーズにはケンタウロスとラピトイ人の戦いが描かれている。
神殿の周りには木を植えていた痕跡があり、聖なる森があったようである。
七世紀頃に教会(聖ゲオルギオス教会)に転用され、オスマントルコ時代にもモスクに転用されることはなかった。
