<所在地> アテネ ケサリアニ
<別称> Moni Kaisarianisケサリアニ修道院のカトリコン(修道院教会)。左側が聖処女マリアに捧げられた主教会で、右側は十六世紀になってから建築されたパレクレシオン(副教会)。こちらは聖アントニオスに捧げられている。
ケサリアニ修道院はアテネ近郊に位置し、十一世紀に創建された。現在、修道院としては機能していない。
比較的小さな敷地に、教会、調理場・食堂、浴場、修道士の居室が中庭を囲むように並んでいる。ローマ時代の建築エレメントが所々に再使用されている。
この修道院の最盛期は十二から十三世紀。修道士たちはワイン作りや、養蜂で富をなした。大きな図書コレクションを有していたことも知られている。その後、ラテン人やオスマン・トルコ支配の時代も生き延びた。
アテネがオスマントルコの支配下に入った後、スルタンのメフメト二世にアテネ市の鍵を渡したのは、既に逃げ出していたアテネ大主教ではなく、ケサリアニ修道院長。