<場所> ギリシャ アッティカ アテネ
劇場の座席。客席と劇場の間が、石の板で仕切られているのがよくわかる。これは、ローマ帝政期になって、剣闘士競技を行ったり、水を使った見世物を催すために設けられたもの。
最前列の座席は、完全な状態だったときには67あり(現存するのは60)、ペンテリコン大理石で作られている。これらは重要な市民や、招待客のためのものであった。それ以外の座席は石灰岩でできている。現存する大理石の椅子は前一世紀のものだが、前四世紀のものを再現していると考えられている。
最前列中央ディオニュソス・エレウテリオスの神官のための椅子。

これは、それより後ろの列の中央にある座席。椅子の下の部分に碑文があるのが分る。残念なことに、ロープが張ってあって、近寄ることができない。
下は、にも関わらず、立ち入り禁止部分に入って記念撮影をするギリシャ人親子。しばらくしてからやっと気付いた監視員に注意され、「立ち入り禁止とは知らなかったよ」などとしらばっくれていた。さすがギリシャ人。
関連文献
- M. Maass, Die Prohedrie des Dionysostheaters in Athen, München 1972
- John Freely, Strolling thorugh Athens, N.Y., N.Y., 2004 (first published 1991), pp. 34-.