エギナの歴史
『ギリシャへの扉』>ギリシャへの旅>エギナ>エギナの歴史エギナに人が住み始めたのは、遅くとも新石器時代の終わり頃。コロンナ遺跡でその跡が見つかっている。コロンナ遺跡、アポッロの神殿の南側で見つかった細長い家屋は前2000年期半ばのものであるが、壁には漆喰が塗られ、白く装飾されていた。前2000年期の末には防衛設備が築かれ、その後一度破壊を受けたものの、ヘラディック中期には、より強固に再建された。発見された陶器から、ギリシャ本土、クレタ、キュクラデスの島々との間に交易があったことが分かっている。
ツキュディデスは、アテナイ人がイオニア地方に殖民したのと同時に、エギナにも移住していったと伝えている(前八世紀後半から前七世紀)。アーカイック時代のエギナには、ドーリア系ギリシャ人が住んでおり、前七世紀から五世紀の初めにかけて繁栄した。前630年ごろ、エジプトのナイル・デルタに建築されたギリシャの市場(emporium、ナウクラティス; cf. Herodotos 2.178)には、エギナ人も関わっていた。六世紀の半ばには鋳貨も始まる(海亀の模様がついた12.2gの銀貨で)。この貨幣は、ギリシャだけではなく、小アジアやエジプトでも見つかっている。また、ヘロドトスは、エギナのソストラトス(Sostratos)なる人物は、ギリシャで最も富裕な商人だったと言っている。前六世紀からアテネとエギナはライバル関係になり、前458/7年、アテネはついにエギナをその支配下に入れた。前431年には、アテネ人が植民を行い、エギナ人は追放された。
ヘレニズム時代には、対抗する勢力の支配下を移動した。
前一世紀の半ば頃までには、ギリシャの衰退を象徴するまでに零落したが、古代末期になって再び復興の兆しが見える。
826年、イスラム教徒がアフリカからエギナを攻撃し、島は荒廃した。
参考文献
- Christopher Mee & Antony Spawforth, Greece: An Oxford Archaeological Guide, Oxford/ Oxford University Press, 2001, pp. 142-43.
- Robin Barber, Greece (Blue Guide), London- N.Y. 2001 (Revised reprint of the 6th edition of 1995), pp. 497-99.
- Robin Osborne, Greece in the Making, 1200-479 BC, London and N.Y./ Routledge, 1996, pp. 32.
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