
デルフィにはアポロン神の聖域があり、古代にはここで神託が授けられた。古代ギリシャ人はここが世界の中心地であると信じていた。上に写っているのはアポロン神殿の跡。
<情報>
遺跡と博物館の統合チケットは9ユーロ(2009年夏現在)。夏の間の開場時間は毎日8:30-20:00だが、月曜日のみ博物館が12時からしか開かないので注意。冬の間は8:30から15:00まで。
聖域は崖(パルナッソス山の南側の傾斜)の中腹にあり、大変見晴らしがいい。ただ、海からさほど遠くない場所にも拘わらず、海からは見えないようになっている。
ミケーネ時代はすでに人が住んでいた形跡があるが、紀元前十世紀頃までには、人が住まなくなったようである。

宗教活動の形跡が現れるのは前800年前後で、前八世紀までには神託が授けられるようになっていた。神託は、個人的な相談事ではなく、国家の政策決定のために求められた。デルフィは全ギリシャ的な聖域としての地位を確立するのは前六世紀初めのこと。しかし、デルフィの信託を頼ったのはギリシャ人だけではなく、外国の王たちもここに寄進を行っている。
参考文献
- Robin Barber, Greece (Blue Guide), London- N.Y. 2001 (Revised reprint of the 6th edition of 1995), pp. 389-402.
- Christopher Mee & Antony Spawforth, Greece (An Oxford Archaeological Guide). Oxford/ OUP, 2001, p. 302-314.
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