
アテネがペルシャ戦争で勝利を収めたことに感謝してアポロに捧げたものの一つ。恐らく、前478年ごろに造られた。
長さは30メートル、奥行きが4メートルで、パロス産大理石で造られた八本のイオニア式円柱が4メートルごとに立っていた。屋根は木製だった。段の一番上に「アテネ人がこのストアと、敵(=ペルシャ人)から奪った綱と船首を奉納した」という碑文が彫られている。綱というのは、ペルシャ軍がヘレスポントスを渡る時に使った浮き橋をつないでいたものらしい。

ストアの奥の壁は多角形の石を組み合わせて造られたもので、ストアよりも前の時代に属する。
この壁に細かい文字で刻まれている碑文はほとんどがヘレニズム時代かローマ時代のもので、奴隷解放に関するもの。その数は800にも登る。
なお、博物館に展示されている象牙、黄金、青銅の宝物はこのストアの前から発掘された。
参考文献
- Robin Barber, Greece (Blue Guide), London- N.Y. 2001 (Revised reprint of the 6th edition of 1995), pp. 397.
- Christopher Mee & Antony Spawforth, Greece (An Oxford Archaeological Guide). Oxford/ OUP, 2001, p. 307-309.
- Photios Petsas, Delphi : Monuments and Museum. Athens : Krene Editions, 2008, p. 47.
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