
この競技場は、アスクレピオス神に捧げられた祭りアスクレピエイアの際に行われた体育競技に使われた。
競技用のグランドと座席は、丘の自然な傾斜を利用してつくられている。
アスクレピオスに捧げる体育競技は、前五世紀に既に記録に現れる。その時には既にこの場所で行われていたものと思われるが、競技場が建設されたのは恐らく前四世紀ののことである。
トラックの長さは約180m、幅は21.5メートルほど。
競技場は隣接する運動場(ギュムナシオンもしくはパライストラ)と通路でつながっている。ヴォールトで支えられたこの通路はヘレニズム時代のもの。
紀元45年、ここで女性だけの競走が行われ、トラレスのディオニュシアという女性が優勝したという興味深い記録が残っている。
参考資料
- Nicos Papahatzis, Mycenae, Epidaurus, Tiryns, Nauplion. Athens : Clio, 1978, pp. 128-151.
- R.A. Tomlinson, Epidauros. St. Albans: Granada, 1983, pp. 90-92.
- Robin Barber, Greece (Blue Guide), London- N.Y. 2001 (Revised reprint of the 6th edition of 1995), p. 248
- Christopher Mee & Antony Spawforth, Greece (An Oxford Archaeological Guide). Oxford/ OUP, 2001, p. 207.
Back to the Page Top