このドーリス式円柱をもつペリスタイル式(神殿周囲に円柱が廻らされているような形式)の神殿は、前550年ごろ建造され、現存するギリシャの神殿としては最も古いものの一つ。
円柱は、大理石ではなく、石灰岩でできており、もともとは、前面に六本、側面に十五本並んでいた。柱は一本石でつくられており、高さは約7メートル、直径は、一番下の太いところで、1.8メートルある。二十の縦溝が入っている。柱頭が非常に大きく平たいのが前六世紀半ばの神殿の特徴。
ローマ人が入植してきたとき、神殿の内部を改造してしまい、内側に使われていた円柱をフォールム南西の列柱廊建造のために再使用したため、もともと内部がどのようになっていたのかは分からない。
もともと、石灰岩の上にストゥッコが塗られていたことが、今も残る断片から分かる。
参考文献