コリントスのオデイオンと劇場は、チケットを買って入る遺跡の囲いの外側にあり、中に入ることは出来ないが、周囲から見ることは出来る。
オデイオンはしばしば音楽堂と訳されるが、古代における用途は恐らく劇場とほぼ同じだったと考えられている。劇場とは違って屋根があるため、天候の悪い時でも使うことが出来た。
最盛期の収容人数は三千人程度。座席は、岩床を利用してつくられている。
最初に建設されたのは紀元一世紀の終盤。175年にヘロデス・アッティコスが改築した(フィロストラトスの『ソフィスト列伝』551に拠る)。その後、内部は火事で破壊されたが、225年以降に修復・改造され、剣闘士・猛獣ショーに使われたと見られる。375年の地震で大きな被害を受けたが、四世紀の末ごろまでは何らかの形で使用され続けたらしい。
参考文献
- Robin Barbar, Greece (Blue Guide), London- N.Y. 2001 (Revised reprint of the 6th edition of 1995), p. 192
- Christopher Mee & Antony Spawforth, Greece (An Oxford Archaeological Guide). Oxford/ OUP, 2001, p. 157
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