ナクソス アポロン神殿
アポロン神殿

<場所> ギリシャ キュクラデス諸島 ナクソス島 ナクソス(ホーラ)

 ナクソス島のシンボルとなっている、このアポロン神殿の扉枠は、ナクソス市の海岸から突き出した、陸続きの「島」パラティアに立っている。現代ギリシャ語で「大きな扉」を意味する「ポルターラ」とも呼ばれている。

ポルターラ

 古代と比較すると、地中海は海の高さが上がっている。したがって、古代にはパラティアはもっと丘のように見えたはずである。

アポロン神殿

 神殿自体は、恐らく前六世紀前半に建造が始まり、僭主リュグダミス時代のものではないかと考えられている。「アポッロン神殿」であるという同定は、門がデロス島の方角を向いていることからなされるが、異説もある。

 もちろん、この門は、古代からずっとこのように立っていたわけではなく、最近になって扉枠の部分だけ立て直されたものである。神殿のほかの石材は、十字軍時代、城塞(カストロ)建築のため市内に運ばれたが、入り口に使われていた石材はあまりに巨大で、運ぶのが困難だったためここに残ったものと推測される。

アポロ神殿

 これは、神殿の後ろの部分(入り口は、写真の右側に立っている)。


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