サモス島 ピタゴリオ 古代の邸宅と初期キリスト教バシリカ跡
古代のヴィラ
ピタゴリオ西側の丘、ロゴテティスの要塞とメタモルフォシス教会の近くに、ヘレニズム期からローマ時代にまで存続したヴィラ(大きな邸宅)の跡が残っている。最初に建築されたのは紀元前二世紀で、その後、ローマ帝政期に改修された。 ヘレニズム・ローマ時代の邸宅

ヘレニズム・ローマ時代の邸宅の建材
上の写真、左の上に写っている白い建物はメタモルフォシス教会。邸宅の跡は基礎部分と柱の残骸程度しか残っていないが、それでも、いかに豪華な建物だったかがうかがい知れる。例えば、一番上の写真手前に写っている円柱には、縞瑪瑙のような紋の入った石材が使われている。こうした石材は輸入されてきたものであり、当然高価だった。


初期キリスト教バシリカ
 古代末期(五世紀)には、ヴィラの一部を利用して、初期キリスト教教会と小さな礼拝堂が造られた。右の写真がそれである。

 下の写真は、キリスト教のシンボルが彫られたレリーフ。中央が「ヒー・ロー」サイン(アルファベットのPがついた十字架のように見えるもので、これは、イエス・キリストをギリシャ文字で書いたときのアルファベット「ヒー」と「ロー」を組み合わせてつくられている)、それを囲う円の中には、初めと終わりを意味するアルファとオメガ、そして、その両側には鳩が描かれている。
初期キリスト教彫刻

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